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こちらカンボジアは現在涼季。
前回も記したように、一年で一番寒い時季です。

それはわかっているのですが・・・・・・寒すぎる!!!

ここ1週間ほど、とみに寒い日が続いています。
朝晩は20度を下回り、またこの時季特有の風が一日中吹いており、
体感温度はさらに低くなっています。

昨年はこんなに寒くなかったと思うのですが・・・。

タイではこの寒さで数名の凍死者も出ているようです。
カンボジアでは凍死者が出たというニュースは聞いておりませんが、
北部や東部の山岳地帯ではこの寒さが農業を始めとした
生活のいろいろな点で影響を及ぼすのではないかと心配です。
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こちらカンボジアは雨季が終わり、涼季を迎えています。
一年で一番過ごしやすい時季です。
しかし朝晩の冷え込みはひどく、セーターやジャケットを着る人も目立ちます。
一日肌寒い日もめずらしくありません。
とはいえ気温は25度前後なのですが・・・・。
雨季乾季とも、通常時が30数度なのでその温度差で寒く感じるのですね。


それでは以下に学校の現状をご報告させていただきます。


現在の学校の総生徒数は222人。
昨年度の175人から47人増えました。
また本年度は教員の入れ替えがありました。
昨年度から引き続いて教える教員はなく、
全員が交代となりました。(定期交代)
それに伴い、人数も3人から4人に増えました。
いずれも20代の熱意ある男性の先生です。
現在は4人の先生が分担をして6学年を教えています。
1年生から6年生までの各学年生徒数は以下の通りです。

 1年・・・・・・男子28名 女子22名  計50名
 2年・・・・・・男子19名 女子15名  計34名
 3年・・・・・・男子23名 女子17名  計40名
 4年・・・・・・男子21名 女子15名  計36名
 5年・・・・・・男子19名 女子13名  計32名
 6年・・・・・・男子19名 女子11名  計30名

月曜から土曜まで、午前と午後の交代制で授業を行っています。
学校は3教室なので、午前に2・4・6年、午後に1・3・5年という形で
授業が行われています。
この午前か午後の授業時間帯は、奇数学年、偶数学年で一週交代となっています。
午前の授業は午前7時~午前11時まで、
午後の授業は午後13時~午後17時までとなっています。

また現在はWFPによる学校給食プログラムも行われています。
給食は午前6時30分から食べ始めます。     
調理はWFPで雇っている村の方2名が行います。
食材(米・缶詰など)は80日に一度WFPの担当者が届けにくるようです。
この給食も一週交代で、午前の授業のある学年が食べることができます。

村は現在、カンボジア全体のバブルの影響もあり、非常によい状態です。
ランダムに数人に村の現在の様子や問題点などを尋ねてみましたが、
皆、特に問題はなく、よい状態であると答えました。
ただそれでもやはり、以前に比べてだいぶ良くなった、ということで、
学校では、整えていかなければいけない問題点は幾つか挙がりました。

①職員室(兼書庫、兼教員宿舎)の設置
②補助教材・備品の支給
③校舎の補修

以上のようなものです。
上記①~③は優先順位の高い順に並んでいます。

①の職員室は、教科書や補助教材を収める書庫、
そして教員の宿舎を兼ねます。
現在、教科書や補助教材は教室の片隅に積まれ、
休みの日などは教室のドアに鍵を掛けることで管理しています。
教員はいずれも村から離れた地域から派遣されており、
村では寝食をなす場所が確保されていない為、
現在は教室で寝泊りをしています。
以前から教員は空き教室で寝泊りをしていましたが、
現在は生徒数も増え、また授業コマ数も増えたため、
常時全ての教室が稼動しており空き教室はありません。
さらにWFPからの支援食材も教室内で保管しています。
そのため授業中も教室内は先生の私物や支援食材、教材などで、
散らかってはおりませんが、多くの場所を占めており、
あまり勉強するのによい環境とはいえません。
また授業間の休憩時間も先生方は休憩、次の授業の教材準備などをする場所がなく、常に教室におらねばならず、気分転換ができずにストレスの原因ともなっています。
食事や睡眠も同様で、気を休める場所がなく、切り替えがうまくできません。
今は自分たちの中でバランスを取ってくれていますが、長く続けていけば問題が何らかの形で表出すると思います。
先生の志気が萎えてしまわぬよう、そしてそれが子供たちに影響する前に、職員室を設置したいと考えています。

②の補助教材は、特に1年生向けの絵本が必要とされています。
教科書は国から一定数支給されますが、その他の教材は先生が自分たちで作成するか、調達をしなければなりません。
文字に親しみ、学ぶことをより楽しく感じてもらうため、絵本が求められています。

③の校舎の補修につきましては、建設後もうすぐ5年を迎える今、
雨期と乾期の繰り返される気候もあり、だいぶ校舎も傷みはじめてきました。
金属製の手すり部分の腐蝕、トイレのドアの破損、屋根の耐久力の低下などです。手すりは腐蝕し穴が開いているところも幾つか見られます。
子供たちがよく手足を掛けるところですので、怪我をしてしまわぬよう、補修せねばなりません。



トイレのドアは2個室ある両方ともが現在ドアがない状態で、トイレを使用することができません。先生も子供たちも茂みに入り、用を足しています。

屋根はまだそれほど傷みはひどくありませんが、2年ないし3年後には張替えが必要になるかもしれません。
現在は雨漏りや崩落の危険などはありません。

上記問題点を優先順位を考慮に入れ、できるものから解決していきたいと思っております。


以上で今回の報告を終わります。




                  カンボジア学校建設2003

いつもご支援をいただき有難うございます。

これからこの欄にて、現地活動報告、定期報告をしていきたいと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。




                         

                   カンボジア学校建設2003


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